WORK LIKE ATHLETES

TOP Worker 01:
織田翔吾 (SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING 39号車チーフメカニック)

飽くなきチャレンジ、妥協のないパフォーマンス、進化を求めるスピリット。常に高い熱量で仕事に向き合う人たちはすなわち、誰もがアスリートである。

「WORK LIKE ATHLETES」では、ASICS Workingを愛用するそんなトップワーカーたちのリアルな姿と声をお届け。
ここから3回は、国内最高峰のフォーミュラカーレース「スーパーフォーミュラ」で戦うSANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGINGのメカニックにフォーカス。

第1回は、同チームの39号車のチーフメカニックを務める織田翔吾に、1/1000秒を争う過酷な現場での仕事ぶり、ワーキングシューズに求める機能と価値、そして“日本最速”の称号を目指すワーカーとしての矜持を聞いていく。


「全日本スーパーフォーミュラ選手権(以下、スーパーフォーミュラ)」は、国内最高峰のフォーミュラレースにして、F1への登竜門のひとつとして世界中から注目されているカテゴリー。今年は年間12戦のレースが行われ、13チーム計22台のマシンが時速300kmの世界でしのぎを削っている。

全チームが共通の車体とタイヤで競うスーパーフォーミュラにおいて、勝負を大きく左右するのはドライバーの腕。しかし、彼らが最高のパフォーマンスを発揮するには、躊躇なくアクセルを開けることができ、意のままにコントロールできるマシンが不可欠。そんなマシンを日々メンテナンスし、最適なセッティングで組み上げ、不測のトラブルに対処し、さらにレース中のタイヤ交換も担当するメカニックは、ドライバーが勝利を追求する上で最も信頼を置くパートナーと言える。

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SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING(INGING MOTORSPORT)で、大湯都史樹選手が駆る39号車のチーフメカニックを務める織田翔吾は、レース業界に身を置いて20年。同チーム内でも古参の部類に入るベテランメカニックだ。

「もともとはドライバー志望で、レース系の専門学校に通いながらカートレースに出場していました。でも全国大会で中学生にコテンパンにされてしまって。ちょうどそのタイミングで専門学校の先生から『お前はメカニックの方が向いている』という助言があり、メカニックとしてレースの世界に進むことを決めたんです」

華やかなレースの世界において、メカニックはまさに裏方。慣れるまで苦労の連続だったという。その中でもモチベーションになっていたのが、タイヤ交換だ。

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「メカニックのあらゆる仕事の中でも、タイヤ交換は“花形”。最初に加入したチームでも1年目から志願してタイヤ交換を任せてもらって以来、今でも担当しています」

スーパーフォーミュラでは、レース中のタイヤ交換が義務付けられている。コース上でのバトルとならんで、レース展開に直接影響を及ぼす場面だけに、タイヤ交換でのタイムロスは命取りとなる。

「クイックな動きが求められるタイヤ交換で頼りになるのが、アシックスのワーキングシューズなんです。つま先部分に先芯が入っているにもかかわらず、ホールド感があって動きやすい。ソールのグリップ力も高いので素早い作業ができるんですよ」

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かつてのレースメカニックはスニーカーで作業をするのが一般的だったそうだが、今やワーキングシューズの着用が当たり前に。中でも、織田が所属するINGING MOTORSPORTは、いち早くアシックスのワーキングシューズを採用したチームのひとつだ。

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「ワーキングシューズを履くメリットは、何と言っても安全性です。でも、つま先がガードされて頑丈なだけでは、メカニックが使用するギアとしては不十分。その点、アシックスのワーキングシューズは、グリップ性、通気性、クッション性など、多くの機能が備わっています。今年から履きはじめた『ウィンジョブ® CP220 HS』は厚底ソールが採用されたことで、これまで以上に足への負担が軽減したように感じます。」

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メンテナンスの苦手意識を“レーシングカー愛”で克服し、メカニック5年目にして担当マシンのチーフメカニックに昇格した織田。マシンの整備・メンテナンスを統括する立場になり、レースにのぞむ意識も変わったという。

「チーフメカニックとして、トラブルなく走り切れるマシンを作り上げるのは大前提。その上で私の場合は、チーム内のもう一台のマシンに負けたくないという気持ちが強まりました」

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先述のとおり、車体もタイヤもワンメイク(共通)のスーパーフォーミュラ。さらに同じリソースと環境でメンテナンスされるチームメイトのマシンとなれば、そこに大きな差異は生じにくい。

「その中で、1/1000秒でもタイム短縮につながりそうなことは抜かりなくやるようにしています。具体的には秘密ですが(笑)、端的に言えば、あらゆる作業を『まあいいか』で済まさず、微細な部分こそ入念にチェックしてマシンを仕上げるようにしています。それと、マシンの見た目を綺麗に保つことにもこだわっています。気になる部分があれば、こまめに掃除をしたり磨いたりして。マシンが綺麗ということは、それだけディテールに目が行き届いているということだと思うので」

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レースというシビアな表舞台が終わっても、メカニックの仕事は終わらない。決勝翌日にはガレージに戻り、レースを走ったマシンのチェックを行い、次のレースに向けた準備とメンテナンスが続けられる。

連日連夜の作業によりアシックスのワーキングシューズが足に馴染んでいるそうで、「履き替え忘れてこの靴のまま帰ることもありますよ」と笑う織田に、メカニックとしての今後の目標を聞いた。

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「担当ドライバーの大湯と年間チャンピオンを獲ることです。大湯もチームもしばらく勝利から遠ざかっているので、まずはレースで1勝を挙げて弾みをつけたいですね。それともうひとつ、昔から抱いている個人的な目標が『死ぬまでメカニックを続けること』なんです。いつまでも大好きなレーシングカーに触れていたいですし、その傍らにはずっと、アシックスのワーキングシューズがあってほしいですね」

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関連商品:ウィンジョブ®CP220 HS 3E相当


PROFILE

織田翔吾(おりたしょうご) 1985年、京都府生まれ。中学生のときにTVで見た「SUPER GT」に魅了され、工業高校への進学を決意。レース系の専門学校を卒業後、2006年にナカジマレーシングへ。2015年にインギングモータースポーツに加入し、翌年から現在に至るまでスーパーフォーミュラのチーフメカニックとして活躍。2016年には自身の担当マシン(ドライバー:国本雄資)がチャンピオンを獲得している。最近ちょっと辛いのがレース翌日の早起きだそう。「子どもの登校時間が早いので、6時に起きて一緒に朝食を食べています。その分、昼休みに仮眠するのが日課ですね(笑)」

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