4月の第2日曜日に開催される「ホノルルハーフマラソン・ハパルア」にチャレンジする男女2名のFunmee!!特派員。彼らのトレーニングがいよいよ本格始動しました。
昨年末のシューズ選び後、池田美穂コーチが涼し気に「年末年始は頑張って走ってね」と伝えてから約1カ月。再会したメンバーを前に池田コーチが宣言しました。
「今日はランニングフォームをしっかり見させていただきます!」
その優しい笑顔の奥にどんな厳しい目が潜んでいるのか!? まずは横内勇人クンから。誰にもフォームを教わらずに走っているランナーの方も必見です!
飛び跳ねる走り方はもったいない!
「横内クンのランで顕著なのは、飛び跳ねていること。長距離走ではエネルギーの無駄使いになるし、推進力をロスしてしまっているので、この走り方はもったいない。正面から確認すると、上下動が大きいせいでつま先の裏がかなり見えています。地面を蹴ってしまっていて、スネやヒザにも負担がかかりやすい走り方ですね」
「もうひとつ気掛かりなのは、重心の下がり気味傾向。サッカー経験があるせいか、ヒザ下から足を出す意識が強いのかも。でもそうすると、太ももやお尻などの大きな筋肉を使えず、ふくらはぎばかりが張る可能性も大です」
池田コーチの指摘を聞いた横内クン、目を丸くしていました。
「そもそも蹴って走るもんだと思っていました。しかもこの1カ月の間、何度かスネの前側(編集部注:前脛骨筋)が痛くなりました……」
改善策はコンパス走り!?
「横内クンの改善策として、まず足の付け根をコンパスの軸に見立て、骨盤から下を全部脚だと思って意識すること。重心の位置が下がり気味なのは、ヒザ下だけを使うサッカーの走り方が影響しているので、ヒザ下だけではなく太ももやお尻などの大きな筋肉を使うイメージをしてみて下さい。上下動を抑えるという意味では、目線の高さを一定に保ち、頭のてっぺんを糸で吊り下げられた操り人形のイメージで、おへその高さを5㎝程度上げて走ってみましょう。頭の位置と、骨盤の高さをキープしながら走ることを意識してみて下さい」
「また、横内クンは蹴って走るものだと思っていた、ということですが、着地は蹴らずに、ただ足を重心の真下に置くだけでOKです!蹴って跳ねるのではなく、骨盤から出した足を、そのまま体の真下にまっすぐ置いてみて下さい」
そこでさっそくコンパス走りを試した横内クンは、パッと笑顔に!
「いままでに比べて、足が楽!」
【+1ティップス】走行データをログする『Runkeeper』
池田コーチが年末年始の個人練習で推奨したのは、走り込みだけではありませんでした。「このアプリをぜひ」と紹介したのが、2500万人以上が利用している『Runkeeper』。
GPSが使える端末にダウンロードすれば、走行マップや距離、時間、平均ラップ、スプリットなど、日々の練習に必要なデータが手に入ります。しかも仲間と走行データの共有ができるので、練習の孤独さに打ち勝てるかもしれません。マラソンには「走った距離は裏切らない」という格言がありますが、この『Runkeeper』を使えば「走った距離はウソをつけない」ことになります。特派員メンバーも利用中。ぜひお試しを。
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TEXT:田村十七男 PHOTO:ジャック・タカハシ
出典:Funmee!!編集部