CPグリップソールは、素材のラバーから開発するという、
こだわりのモノづくりから生まれた。
なぜ滑るのか、どうすれば滑りにくくできるか。それはスポーツシューズの課題でもあり、アシックススポーツ工学 研究所が長年にわたり、取り組み培ってきたものだ。その成果を活用できることは、大きな強みになったのではないか。
郡山 その通りです。ただ工場では油(機械油)を使うので、スポーツをするよりもさらに足元が滑りやすい。その上ソールの 素材であるラバーが、油で劣化しやすいのです。そこで、まず素材の開発から始めることになりました。何度も試作品を つくって、モニターしてもらう現場に通いました。転倒事故が多いのは朝だということも、その時に初めて知りました。早朝、 現場に霜が降りて滑りやすくなっているのです。さまざまな配合を試行錯誤した結果、ようやく私たちが求めていたラバーの 開発に成功しました。