アシックスは、「Sound Mind, Sound Body」という基本理念に従って、生産プロセスに大きな変化を起こすことを目指しています。 地球とお客様のことを念頭に置き、アシックスは 2030年までにポリエステル、綿、皮革などの素材を持続可能な方法で調達することで環境への影響を削減します。

当社は1949年の創業以来、人々の健全な精神と健全な身体の実現を支援することに取り組んできました。 しかし、このためには健全な地球環境が必要です。 そこで私たちは、世界の人々がカラダを動かすことができる地球環境を守るために、CO2排出量を削減し、リサイクル素材を採用し、資源の使用量を減らすなどの行動を起こしています。

アシックスのCO2排出量の削減

アシックスの2030年までの目標

アシックスは、科学的に検証された排出削減目標を設定することで、気候変動への取り組みを加速しています。 当社は、直接事業およびサプライチェーンからのCO2排出量を2030年までに2015年比で63%削減し、2050年までに実質ゼロを達成することを目指しています。

アシックスは、気候変動に対処するために循環型ビジネスアプローチを採用しており、使用する材料を減らし、効率的な方法で長持ちする製品を製造し、より多くのリサイクルを行うことを目標としています。 活動を拡大するため、当社は、環境目標の達成、気候変動の削減、生物多様性の回復、水の保護に取り組む繊維およびファッション業界企業のグループであるファッション・パクトに日本企業として最初に参加しました。

再生ポリエステルの使用

2020年、アシックスはポリエステル生地の総消費量のうち、バージンポリエステルの19.5%をリサイクルポリエステルに置き換えました。 当社は、2030年までにアパレルやシューズに使用されるすべてのポリエステルをリサイクルポリエステルに置き換えることを目指しています。リサイクルポリエステルの使用を増やすことで、材料調達からのCO2排出量を削減できます。

アシックスオーシャンウエイストコレクション

アシックスヨーロッパではスリランカのサプライヤーのヒルダラマニ・グループと提携して海洋廃棄物回収プロジェクトを実施しました。スリランカの河川から廃棄されたプラスチックごみを回収し、アシックス製品の持続可能な素材に生まれ変わります。

2022年には、アシックスの新しいランニングシューズの90%以上に、シューズのメインアッパー素材に少なくとも20%のリサイクル ポリエステルが含まれています。

健全な地球のためのその他の持続可能な材料とプロセス

アシックスは、リサイクル素材の使用に加えて、さまざまな素材と製造工程をシューズに適用しています。

バイオベースの素材  アシックスは、鋼鉄の5分の1の重さで5倍の強度を持つ素材であるセルロースナノファイバー(CNF)に投資しました。CNFはほぼすべての植物バイオマスから作ることができ、豊富で再生可能です。 これまでに、アシックスは870万足以上の靴底の素材としてCNFを使用してきました。

水を使わない染色プロセス  ソリューションダイは、従来の方法よりも使用する水の量とCO2排出量が少ない持続可能な染色プロセスです。染色プロセスからのCO2排出量を約45%削減します。 ソリューションダイにより水の使用量が約33%削減されます。

天然素材  アシックスの製品は主に合成繊維ですが、量の点で最も重要な天然素材は皮革です。2020年にアシックスとオニツカタイガーのブランドで使用された天然皮革の約87%は、レザーワーキンググループ(LWG)のメダル評価を受けたサプライヤーから調達されています。

アシックスの持続可能な製品とコレクション

アシックスのアースデイパックは2021年のアースデイに合わせて発売され、そのアッパー素材の一部にはTシャツ2万5000枚に相当する約5トンのリサイクル繊維が使用されました。

このラインの製品には、GEL-LYTE™ III OGおよびGLIDERIDE™ 2シューズが含まれます。 これらの製品にはすべて、製品に持続可能な側面があることを示すアシックス ひまわりアイコンが付いています。 製品の持続可能な特性に関する詳細情報は、製品の説明に記載されています。

GEL-NIMBUS™ 25 ランニング シューズ

GEL-NIMBUS 25シューズのアッパーの70%はリサイクル素材で作られています。ミッドソールには、環境に配慮したクッションフォーム材「FF BLAST PLUS ECO(エフエフブラストプラス エコ)」を採用し、軽量でやわらかなクッション性を実現しています。クッションフォーム材の約20%に再生可能なサトウキビ由来の素材を使用しています。

GEL-NIMBUS 25 の詳細はこちら

アシックスは、天然資源を保護し、環境への影響を制限するために、新しい素材と製造工程を改善する方法を引き続き模索していきます。