運動は、彼らにどのような影響を与えたのか

カラダを動かして運動することは、認知機能を高めたりメンタル面の向上を促す簡単な解決策になり得るのでしょうか?​

運動レベルを上げることで思考力やメンタル面でのパフォーマンスにどのような影響があらわれるかを測定するユニークな研究に、世界各地からマインドスポーツのプレーヤー、マインドアスリートが参加。      ​

実験参加者の競技能力や世界ランキングは、カラダを鍛えることによって向上できたのでしょうか?

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明晰な頭脳でさえ更にパワーアップ?​

ASICS は、高い思考能力を用いて競われるさまざまなマインドアスリートを対象に、運動とココロの繋がりに関する研究を、その分野で著名なブレンドン・スタッブス博士による監修の下に行いました。    ​

チェス、スピードキューブ、eスポーツ、メモリースポーツなど、参加者は誰もが競技に勝つための重要要素として思考力など「脳の力」を重視。しかし「カラダを動かすこと」には無関心で、全員が運動時間は週に30分未満と答えました。 ​

運動レベルを上げて脳の力もアップさせることは可能なのでしょうか?

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カラダを鍛えて脳力を鍛える​

各マインドアスリートは、世界的なトレーニングコーチのアンドリュー・カスター氏が考案したトレーニングプログラムに参加。有酸素運動と筋力トレーニングを合わせた運動を4カ月間行うプログラムで、これにより参加者の運動量は週150分まで増加しました。​

実験では、プログラム開始時における各マインドアスリートの脳機能と総合的な心身の健康状態をスタッブス博士が測定し、それぞれの競技での世界ランキングと共に記録。そして4カ月間のトレーニングプログラム終了後に、同じ項目のテストデータを再度収集して、トレーニングの影響を測定しました。

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驚くべき結果が
明らかに

プログラムに参加したマインドアスリートの世界ランキング上昇率は75%にもなり、「自信」はグループレベルで44%、「集中力」は33%向上。「不安度」については43%の改善が見られました。​また、「認知機能」についても平均で10%向上し、運動には第二言語の学習、毎日読書やパズルを解くのと同じくらい脳機能の向上に効果的であることが判明しました。¹

映画『マインドアスリート - 彼らが挑む実験ドキュメンタリー

この実験に着想を得た映画『マインドアスリート』は、世界の競技大会でランキングアップやレベルアップを目指すマインドスポーツのアスリートたちが、定期的な運動を始め、その成果を試す姿を追った長編ドキュメンタリーです。​

スティーブン・フライによるナレーションで、チェス、麻雀、メモリースポーツ、eスポーツのプレーヤーであるカサ・コーリー、平野良栄、ベン・プリッドモア、シェリー・ニャンが、カラダを鍛えて、世界の舞台でそれぞれの目標に挑戦します。​

映画の予告編はこちらからご覧になれます。

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マインドアスリート

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シェリー・ニャン  
ストリートファイターのプロゲーマー(カリフォルニア) ​

世界最大級のゲームトーナメントで本戦ステージに立つことを目指すシェリー。エクササイズをすることで、eスポーツのスキルアップを実現できるでしょうか。   

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ベン・プリッドモア

メモリースポーツの元チャンピオン(英国)​​

チャンピオンの栄光から18年のブランクを経たベン。カラダを鍛えることが、メモリースポーツの表彰台に再び立つ秘策となるでしょうか。​

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平野 良栄

リーチ麻雀プレーヤー(日本)​​

リーチ麻雀の選手権から遠ざかって3年。久しぶりに挑戦する世界大会に合わせて思考能力を磨くためにエクササイズを開始。その結果は...。

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カッサ・ コーリー

チェスのインターナショナルマスター(ニューヨーク)​​

アフリカ系アメリカ人のグランドマスターになるという夢を持つカサ。運動することが、グランドマスターを負かして夢を実現する起爆剤になるのでしょうか。​


「ASICS の創業理念は Anima Sana In Corpore Sano(健全な身体に健全な精神があれかし)と、文字通り社名に込められています。私たちはこれまで、身体的にも精神的にも良いからとカラダを動かすことを奨励してきましたが、運動によってもたらされる認知機能への真の影響について調査を行ったのは今回が初めてです。​

『マインドアスリート』は頭を研ぎ澄ますことさえ可能にする運動のパワーを紹介するドキュメンタリーです。映画をみた後、年齢や体格やフィットネスレベルに関係なく、誰もが脳を活性化するために運動しようとカラダを動かし始めてくれることを願っています」

ASICS EMEA エグゼクティブ バイスプレジデント  ゲイリー・ラウチャー​