美と健康を目指す女子にとって、ランニングはいいことづくめ!わかっていても続けられない……そんな人のために、もう一度走り始めたくなるヒントやウエアのトレンド情報をアシックスランニングクラブコーチの池田美穂さんに教えてもらいました。

ランニングをすると本当にキレイになれる?

Q1. ランニングをすると本当にキレイになれる?

A1. むくみ解消や快眠、スリムアップなどに効果アリ。

初心者の方でもランニング直後から効果を感じることができるのが、むくみ解消と快眠。ランニング後に履いた靴やパンツがゆるく感じる方は多いですね。走ることでむくみが取れるんです。また、運動すると疲れるので、当然すごくよく眠れるように。眠りが深くなり、睡眠の質が高くなって肌ツヤがよくなったという話はよく聞きます。

さらに2〜3ヶ月続けていると、体型が変わったのを実感できるはず。体重は変わっていないのに、痩せたといわれるようになったり、きつかったボトムが履けるようになったり……。周囲の人に言われて気がつく方も多いみたいです。

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とにかく続けるのが難しい! 無理なく続けるコツは?

Q2. とにかく続けるのが難しい! 無理なく続けるコツは?

A2. 歩いてもいい。続けることだけを意識して。

慣れるまでは、5分間隔で走る/歩くのを交互に繰り返す程度でも充分。走るときもゆっくりで大丈夫。よく驚かれますが、歩くのより少し速い程度のランニングでも効果はあるんですよ。

スピードよりも、継続することの方が重要! 私のおすすめは一回20〜30分を、平日に1回、週末に1回、つまり週に2日走る習慣をつけることです。これだと残業や飲み会などの予定や、天気が悪い日などに影響されることなく続けることができます。

慣れてきたら、少しずつ走る時間、頻度などを増やしてみてください。速さはあくまでゼェゼェ・ハァハァしない程度のゆっくりペースで。そうすると無理なく自分のペースを作っていくことができます。

やる気をUPするにはどうしたらいい?

Q3. やる気をUPするにはどうしたらいい?

A3. SNSやアプリを活用して楽しむ!

最近は、InstagramやTwitterなどのSNSを上手に利用しているランナーが多いのが印象的です。「#ランニング女子」「#igランナーズ」「#ランニング好きな人と繋がりたい」などで検索してみてください。いろいろな人が距離やタイム、ランニングの様子をアップしているのを見ることができます。新しい発見や出会いに繋がることもあるし、モチベーションアップに効果的です。

また、「MY ASICS」などのランニングアプリもおすすめ。自分のタイムを管理したり、友人と記録や成果を共有できたり、いろいろな機能があるので、パーソナルコーチ代わりに活用できます。

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ランニングウエアでオシャレできる?

Q4. ランニングウエアでオシャレできる?

A4. トレンドのモノトーン系ウエアは、スタイリッシュに着こなせます。

一昔前はビビッドカラーのものばかりだったランニングウエア。最近は目覚ましい変化を遂げていて、走るときのオシャレが楽しくなりました。

ここ数年のトレンドは、一見ランニング用には見えないようなシンプルでデイリーウエアに近いデザインのもの。色も黒やグレーなど、シックでスタイリッシュな雰囲気のものが増えてきています。それでいて機能性はバッチリなのもポイントです。

カジュアルな普段着感覚で楽しめるものが多いので、走り終わった帰りに気兼ねなくコンビニなどに寄り道できるようになりました。

ランニングを続けるとライフスタイルが変わる?

Q5. ランニングを続けるとライフスタイルが変わる?

A5. 人間関係や視野が広がって、プライベートが充実。

新しい人間関係が生まれたり、興味があることが増えたり、世界が広がるのもランニングの楽しみのひとつ。

ランナーたちがハマることが多いのが、地方や海外で開催される大会に出場するのと一緒に観光を楽しむこと。大会参加をきっかけに旅好きになったり、自分一人だけだと行かないような場所の魅力を知ることができて楽しいです。観光目的で、大会はあくまでついででもいいと思いますよ!

あとオススメが旅先にランニングシューズを持っていって、少しだけ早起きして走ること。ホテルの周りを走るだけでも、観光とはまた少し違う目線で街を眺めることができるので、その土地をもっと好きになれること間違いなし。旅好きな人には是非オススメしたいです。

 

池田美穂(イケダミホ)

アシックスランニングクラブコーチ。健康運動指導士。東京マラソンやニューヨークシティマラソンなどの市民マラソンから、横浜国際女子マラソンなどの国際レースまで、多くのレースに出場。アシックスストアなどの直営店やマラソン大会関連イベントなど全国で市民ランナーへのランニング指導を行っている。また、タレントやモデルなどのパーソナルコーチも担当し、完走へ導いている。

 

PHOTO: Hiroyo Kai TEXT: Hitomi miyao