ワークアウト、ウエイトトレーニング、ランニングマシン、ロングラン。ジムでのトレーニングは星の数ほど。目的に合ったシューズを選ぶことは、より高いパフォーマンスを発揮するだけでなく、けがを防ぐことにもつながります。ここでは、ジム用トレーニングシューズの選ぶポイントを紹介します。

ジム用トレーニングシューズの特長

まずランニングシューズとの構造の違いを理解しましょう。外見は同じようでも、ランニングシューズとジム用トレーニングシューズにはいくつかの違いがあります。

・ アウターソール

ジム用トレーニングシューズは、トレーニングの内容にもよりますがさまざまな方向、中でも横方向(左右)への動きに対してグリップ力を必要としています。そのため、ランニングシューズは着地時と蹴り出し時に前進するための動きに対応していますが、ジム用トレーニングシューズのソールは屈曲性に優れ、さまざまな方向への動きに対応しています。

・ ドロップ

ソールのかかと部とつま先部の厚みの差を「ドロップ」といいます。一般的にランニングシューズはドロップが大きく、着地から蹴り出しまでの重心移動をスムーズに促すことができます。一方、ジム用トレーニングシューズはドロップが小さく、力をフロアに伝えやすいようになっています。

ワークアウトに適したトレーニングシューズ

持ち運びも考慮されたジム用トレーニングシューズは、カッティング、急停止、ブレーキをかける、ジャンプや素早い方向転換など、幅広い動きをサポートします。アシックスのワークアウト別おすすめジム用トレーニングシューズを紹介します。

・ ウエイトトレーニング

重心が低いスクワットの姿勢から立ち上がるなどの動作には、安定性に優れたシューズがおすすめです。

・ ストレングス(自重筋力)トレーニング

自分の体重を利用して行う筋力トレーニングの場合、前足部にゆとりのあるシューズがおすすめです。

>ウエイトトレーニングやストレングストレーニングに。
    安定性が高いCONVICTION X(MENWOMEN

・ アジリティ(敏捷性)トレーニング

ジグザグランやラダートレーニングなど、さまざまな方向の動作に対しては、グリップ性と屈曲性に優れたシューズがおすすめです。

>「fuzeGEL」を採用し、クッション性と反発性を両立したWELDON X

>あらゆる方向へ自在へ切り返す「AGILITY WEB」屈曲溝形状を搭載した
DEFIANCE X

・ コア・スタジオトレーニング

柔軟性を高めるヨガ、体幹をつくるピラティスなどは、フィット性やクッション性を重視するとよいでしょう。

>フィット性、グリップ性に優れたGEL-FIT YUI

>しなやかさ、軽さが求められるスタジオフィットネス向けモデルGEL-FIT SANA SE

ジム用トレーニングシューズでランニングマシンを用いた短距離ランのトレーニングをすることもできます。ただし、5キロ以上のランには、衝撃緩衝性に優れた
ランニングシューズがおすすめです。

自分の目的にあったシューズを選んで、より効果の高いトレーニングを行いましょう。

TRANSLATION:Yuka Taniguchi