スポーツと言われて思い浮かべるものは、部活やスポ根アニメなど、「学生時代の青春」を映し出すものが多いかもしれない。しかし、仕事に、遊び、恋愛と、毎日を生き生きと過ごす人たちの日常を覗いてみると、そこには、大人の日常に寄り添うスポーツの姿があった。“スポーツは、大人になった今だからこそ楽しい!”これを検証すべく、スポーツ好きが集まると噂の、ASICS社員のスポーツライフに迫っていく。

陸上に打ち込んだ10年間

アシックスのプロダクトマーチャンダイジング、通称PMDと呼ばれる部署の陸上・ランニングチームで仕事をするのは、入社4年目の西方猛。消費者のニーズに合わせて国内の商品ラインナップの組み立てや、プランを練るのが主な仕事で、そのなかでもアパレル部門を担当している。


彼が担当する商品が世の中に出るのは企画を立ててからおよそ1、2年後。トレンドを読みながら、「次はこういうのが流行る」と先を的確によむことが求められる重要な仕事だ。そんな彼がアシックスに入社したきっかけは、学生時代から10年以上続けてきた陸上競技があったから。「陸上に直接関われる仕事をしたい」と入社後は営業に配属。PMDに異動になったのは昨年の6月のことで、その立場になって初めて見えてきたことがあるという。


「シャツは夏に走ると汗でベトベトになりますよね。アシックスには吸汗速乾を備えたものがあってべたつきにくい製品があります。学生のときは着られれば何でもいいと思っていましたが、企画する立場になってここまで細かいところまで考えて作られていたんだと驚きました。いまでは陸上で培ってきた知識や感覚が商品開発にも役立っていますね」

ASICS社員の西方猛

こう話すように、西方が普段から取り組むスポーツは陸上競技だ。中学生のときに陸上部に入部して以来、高校も陸上部、大学でも競技を続けるなど、根っからのスポーツマンタイプ。いまでも休みの日には友人と競技場に行って走ったり、大学に顔を出して後輩たちのなかに混ざって同じ練習メニューをこなしたりするのだそう。


「最初は短距離から始めて、次に幅跳び、そして三段跳びと種目が変わっていきました。三段跳びの魅力はやっぱりダイナミックさですね。見ている立場からも空中の滞在時間がびっくりするぐらい長くて。もはやジャンプと言うよりフライに近い。そこからのめり込むようにして三段跳びを専門の種目にするようになりました」

練習メニュー

社会人になって新しいスポーツにも挑戦

社会人になってから三段跳びをする機会こそ減ったものの、スポーツに取り組む姿勢はほとんど変わらず、いまでもスポーツは日常のひとつ。友人と映画を観に行ったり食事をしたりするのと同じ感覚でスポーツするそうだ。


「現役のときの目標は自分の記録を伸ばすこと、これがすべてでした。けれど社会人なっていい感じに肩の力も抜けて、友人とわいわい楽しく、だけど本気でやれているので当時より楽しめているかもしれませんね。三段跳びは競技場がないとなかなか練習できないので、最近はマラソンをするようになりました。いま使っているシューズは『TENKA』シリーズのRoadHawk FF TENKAです。走りやすくてオススメです」

練習メニュー

純粋に身体を動かすことが好きというこということもあるが、意識して週に2,3回は運動することを心がけているのだそう。「これは自分の勝手な思いですが、取引先に出向いてアシックスの人間なのに太っていたら嫌だなと(笑)。だから体型や健康面も気にして運動しています」


これまで陸上一筋で運動に取り組んできた西方だが、最近は新しいスポーツにも取り組もうとしているという。


「そもそも陸上始めたのも球技ができなかっただけ。消去法なんです。球技はいまでも遠い存在なので、競技場以外で身体を使ったスポーツがしてみたいですね。山の中を走るトレイルランとか、自転車とかボルダリングとか。学生のころは他の競技に一切触れてこなかったんですが、社会人になって興味が出てきたので色々と挑戦してみたいと思います」

「TP-JAPAN」(写真奥)
西方が学生時代に愛用していた陸上競技用のスパイク。


「TENKA SERIES(テンカシリーズ)/RoadHawk FF TENKA(ロードホーク)」(写真手前)
駅伝戦国時代といわれる昨今のレースを勝ち抜き、 “天下”を取るために日々鍛錬を続けるランナーのレースにかける熱い思いに“点火”するというコンセプトもとに開発された一足
TENKA SERIES はこちらから。



TEXT : Keisuke Tajiri  PHOTO : Yusuke Hayashi