ダルビッシュ有選手とASICSによる六角形をモチーフにしたアパレルライン
メジャーリーグ・シカゴ カブスへの移籍が決まったダルビッシュ有選手。ASICSとアシックスアスリート契約を結ぶダルビッシュ選手は自身の名前を冠したトレーニングアパレル・DARVISH LINEを展開している。
DARVISH LINEは従来、ベースボールアイテムとして展開。しかしながら、欧米を中心にスポーツウエアは日常着として取り入れられている現状がある。実際に現地でそれを体感しているダルビッシュ選手は、ASICSとともに「ライフスタイルとスポーツの垣根を超えたい」という新たなビジョンを掲げ、2017 年よりDARVISH LINEのリニューアルを手掛けた。日常生活とスポーツシーンを自在に往復できるシームレスなウエアを開発し、カテゴリやシーンを限定しないトレーニングアパレルは大きな注目を集めている。
DARVISH LINEのプロダクトとしての特徴は大きく2つだ。
1つはダルビッシュ選手自身も気に入っているオリジナルロゴ。DARVISH LINEの全アイテムにその証としてレイアウトされている。もう1つは六角形をモチーフにしたヘキサゴンデザイン。ASICSのアイコン「アシックススパイラル」を新たに視覚化した「アシックスヘキサゴンロゴデザイン」、トップスには背中の中央部に大きなストレートラインを配置するなど、ヘキサゴンとその他のデザインには、ダルビッシュ選手を表す「OUTSTANDING」「INFLUENCIAL」「SMART」「SPEED」「STEADY CONFIDENCE」「DIVERSITY」といった6つのキーワードが凝縮されている。
アスリートと男性としての「ダルビッシュ有」をモノクロで表現
今シーズンのコレクションテーマは「MONOCHOROME」。上述のヘキサゴンデザインを踏襲しながら、「MINIMAL」「SIMPLE」「SOPHISTICATED」「VERSATILITY」といった「MONOCHOROME」に合わせたキーワードが落とし込まれている。
カラーリングはブラックとホワイトの文字通りモノトーンの2種類。Flow 1はブラック、Flow 2はホワイトという2コレクションを展開。どちらにも先に挙げたキーワードが落とし込まれながらも、Flow 1のブラックにはダルビッシュ選手の、アスリートとして、また男性としてのスマートさ・冷静さ・自信を表現。一方のFlow 2のホワイトでは、アメリカでの生活を支える家族・友人・ファン・野球・トレーニングに対する純粋で真摯なイメージを表現。同じモノトーンの中でもニュアンスのコントラストが表わされている。
セットアップでもワンアイテムでも楽しめる新作ラインアップ
今シーズンは、新たにボトムがラインアップ。これによってセットアップスタイリングが可能になった。
また、ウエアのマテリアルは動きやすさを意識した伸縮性に優れたものだけでなく、春夏仕様として吸汗速乾性に優れたものをチョイス。このようにコンセプチュアルなデザインとトップアスリートを唸らせる優れた機能性が落とし込まれたDARVISH LINE。そのディテールを紹介する。
Woven Bomber Jacket
伸縮性に優れたストレッチ素材を衿・裾口・袖・ポケット口に使用し、ダブルファスナー(両開き)仕様の止水コイルファスナーとフルライニング(裏地)を採用したはっ水・防風ジャケット。背中にはASICSのデザインの特徴であるバックセンターライン、左腕には再帰反射するアシックスヘキサゴンロゴを採用している。
knit Bomber Jacket
表地に通気性を持つマテリアルを使用したモデル。こちらも背中にはASICSのデザインの特徴であるバックセンターライン、左腕にはリフレクター仕様の再帰反射するアシックスヘキサゴンロゴを採用。
Solution Dye SS Top
吸汗速乾に優れた機能Tシャツ。背中にはASICSのデザインの特徴であるバックセンターライン、左腕には再帰反射するアシックスヘキサゴンロゴデザインを採用。糸を製造する際に原料自体に着色することで、従来の染色工程に比べ水の使用量を削減。地球環境に配慮したアイテムとなっている。
Woven Short
3D立体裁断を施しフィット性感を高めたショートパンツ。トレーニングの移動やランニングの際にも便利なファスナー付きメディアポケットも搭載。裾には再帰反射するアシックスヘキサゴンロゴデザインを配置。はっ水・防風性に優れたマテリアルを使用。
DARVISH LINE は早くも2018 AWに向けて新たなコレクションを構想中だ。ダルビッシュ選手とASICSによるスポーツと日常の垣根を超えるというコラボレーションを、ぜひ着こなしてほしい。
2月23日(金)より発売開始するDARVISH LINE 取扱店はこちら
スポーツデポ下記2店舗とEC及びAMAZON
・南砂町スナモ店(東京都)
・光星店(北海道)
・アルペンオンラインストア
Text:Shota Kato