「ホノルルハーフマラソン・ハパルア」の完走を目指し、2017年12月からトレーニングを積んできたFunmee!!特派員。いよいよ迎えた4月8日午前6時のスタート。まずは、現地に着いたうれしさと本番直前の緊張感でテンションが乱高下した、横内勇人クンの激走編を報告します!

「ほとんど眠れなかった……」

元気に出発
スタート直後。指導を受けてきた池田コーチ(右)と、もう一人の特派員・佐藤さんと共に元気に出発です。佐藤さんのレースの模様は次週に 出典 Funmee!!編集部

夜明け前の午前5時過ぎ。カラカウワアベニューに設けられたスタート地点には、すでに9,000人オーバーの参加ランナーが集結。ここ数日、ハワイらしくなくカラッとした晴天から見放されていた現地でしたが、折からの湿度を高めるような熱気を発していました。


「ほとんど眠れなかった。こんなこと、小学校の遠足以来……」
スタート直前になって不安そうな表情を浮かべた横内クン。聞けば、いかに2時間を切れるか。あるいはそれ以上のタイムを出すにはどう走ればいいか、あれこれ計算している間に目覚ましが鳴ったらしい。


これは、記録をモチベーションにする男性ランナー特有のマインドだとか。池田美穂コーチは横内クンの心情を察していたので、実は彼の暴走を心配していたそうな。だから最初の3kmまでは「キロ6分ペースで」と静かに諭していたのです。


「一般的に男性ランナーは、大会になるとテンションが上がって予定よりもオーバーペースに。比較的女性より筋力もあるので楽にスピードが出てしまうのです。その多くは後半になって脚がもたずペースダウンしてしまったり、足がつるなどのアクシデントを起こしてしまうことも。


横内クンの場合は練習でも1㎞5分~6分以内のペースで走っていましたし、20㎞走もちょうど1㎞6分ペースくらいで走れていたので、はじめのうちはそのペースを守り、後半のアップダウンのところで余裕があればペースを上げていきましょう」と池田コーチ。

14kmすぎたあたり
14kmすぎたあたり。湿気が多く、思っていた以上に汗をかきますが、予想よりだいぶ元気! 出典 Funmee!!編集部

しかし! 約束を守れたのは午前6時のスタートから10分余りの2kmまで。3km以降は一度も6分台に戻りませんでした。


「想像以上に体が軽かった」と横内クン。伴走した池田コーチは、「落ち着いて見えた」ことと、曇り空のおかげで体力消耗度が低いという予想のもと、横内クンのペースに任せる判断をしたそうです。

「あと5分。できれば10分速く!」

レース後半
レース後半にさしかかっても、カメラを意識できるほど!? 余裕の表情でしたが…… 出典 Funmee!!編集部

展開が変ったのは、ダイヤモンドヘッドを周回する15km当たりからのアップダウンが激しい区間。最初に立ちはだかる1km以上の上り坂で、なんと横内クンはペースアップを試みました。


「14km地点で時計を見たら、2時間を切れそうな勢いでした。それならあと5分。できれば10分速くゴールしたくて、昨晩何度も計算したペースで走ろうと思ったんです」


そんな彼に付き合った池田コーチはこう感じていたそうです。「元から地力があったので速く走れると予想していたけれど、練習を頑張ってきた成果が出てうれしかった」


わずか3カ月間とは言え、ここまで積み上げてきた努力を横内クンも感じ取ったのでしょう。ついに5分台を切った17km地点では「いろいろ思い出して泣きそうになった」のですが、「まだひと山あるよ」という池田コーチの一言でしゅっと涙が引っ込んだそうです。

18km地点ぐらい
18km地点ぐらいから爆走し始めますが、それが最後の最後でアダに…… 出典 Funmee!!編集部

そして本当に最後のひと山がやって来ました。再びの上り坂から、周回区間の頂点を経て下り坂になる18~20km地点では4分台を切りそうなペースで爆走。驚異的な追い込みを見せながら、なぜかゴール直前の20km過ぎで突然失速!?


「そのとき横内クン、何て言ったと思います? (ゴールは)『まだですか?』ですよ(笑)」と池田コーチ。
「弱音を吐くつもりはなかったんですけど、いきなり足が前に出なくなっちゃって……」
1時間52分46秒。これが横内クンの公式記録。

「年内にハーフをもう1回!」

見事完走した横内クン
池田コーチの予想以上の走りを見せて、見事完走した横内クン。ただ、反省点もあって、すでに「次のレースに出たい」と、ランの虜になったようです! 出典 Funmee!!編集部

「タイムよりも全力を出し切れたことに心から満足しています」
彼のようなビギナーでも、もてる体力を惜しみなく発揮できるのはハーフマラソンの特長と言えるでしょう。ゴール後、池田コーチも横内クンを称えました。
「短期間で成長したのは本当に素晴らしい。記録はさらに伸ばせるはずなので、これからも走り続けてほしいです」
「はい! 年内にハーフをもう1回。来年にはフルを、できればホノルルで。ゴール直後にそう決断できるほど、マラソンが楽しくなっちゃいました」


横内クン

Tシャツ:W'Sランニングショートスリーブトップ(ライムイエロー)
パンツ:ランニングマルチポケットショーツ (パフォーマンスブラック)


佐藤サン

Tシャツ:W'Sランニングショートスリーブトップ (シャドーコーラルオレンジ)
パンツ:WSランニングマルチポケツトシヨーツ (ストーングレー)
キャップ:W MESH CAP (ブリリアントホワイト)


ホノルルハーフマラソン・ハパルアの情報はこちらから!

TEXT:田村十七男     PHOTO:宮澤拓、田村十七男

出典:Funmee!!編集部