アシックスの会員サービス「OneASICS」が会員限定イベントとして、高橋尚子さんのトークセッション&ランニングイベントを開催。当日は7人がイベントに参加。高橋さんに会える貴重な機会とあって、北海道や新潟から駆けつけた参加者も。OneASICS会員だからこそ体験できるスペシャルなイベントの模様をレポートします。

アシックスプレゼントのウエアで参加

今回のイベントが行われたのは、豊洲にある低酸素環境下トレーニング施設ASICS Sports Complex TOKYO BAY(以下ASC TOKYO BAY)。

ASICS Sports Complex TOKYO BAY
ASICS Sports Complex TOKYO BAY

この施設は高いトレーニング効果を得られると人気の低酸素トレーニングを、ウエイトトレーニングやトレッドミルだけでなく、水泳やヨガなどでも行うことができる日本最大級の低酸素ジム。一般の方だけでなく、トップアスリートも通うほど充実した設備を誇ります。

ASC TOKYO BAYに到着し、受付を済ませた参加者の方には、今回アシックスの最新ウエアがプレゼントされました。

受付の様子
受付でウエアをプレゼント

今回プレゼントされたウエアはこちら。
<メンズ>
ドライストレッチウーブン半袖シャツ:吸汗速乾性のあるストレッチウーブン素材を使用。
ENERGY SAVINGロングタイツ:ランニングをもっと楽に長く走れるように走行効率を追求したロングタイツ。
ランニングマルチポケット5インチパンツ:ウエストの周囲に補給食やスマホなどさまざまな小物を収納できる伸縮性のあるポケットを配置したショーツ。

<レディース>
ウイメンズランニングNAGINOグラフィックショートスリーブトップ:やわらかく軽量で速乾性のある素材を使用した半袖シャツ。
ウイメンズ DISTANCE SUPPLY 7/8 タイツ:ハイウエストで、速乾性のあるタイツ。スマホや補給食などを収納できるポケットを配置。
ウイメンズランニングマルチポケット4インチパンツ:ウエストの周囲にポケットを装備した長距離ランニングにフォーカスしたショーツ。

また、参加者全員に足裏のクッション性に優れたコットンシングルタブソックスもプレゼントされました。

TRY!ASICS!で最新シリーズを試し履き

早速ロッカールームでアシックスのウエアに着替えた参加者は、この日のために設置されたTRY!ASICS!のブースへ。

TRY !ASICS
今回、TRY !ASICS!で体験できるシューズ

全国各地のイベント会場に設営されるTRY!ASICS!は、最新シューズを誰でも気軽に試し履きできるサービス。アシックススタッフに走力を相談したり、フィット感を確かめたりしながら、自分に合った1足を選ぶことができます。ちなみに最新シューズの試し履きは、ASICS RUN TOKYO MARUNOUCHIでも可能。ランステーションも併設されているので、気に入ったシューズをレンタルして、そのまま皇居ランへと繰り出すこともできます。

今回イベントのために用意されたのはこちらの5モデル。

GEL-NIMBUS 25
クッションモデルの定番として愛されてきたGEL-NIMBUSシリーズの最新モデル。大きくアップデートされたデザイン性に加えて、シリーズ史上最高のクッション性を実現するなど、機能性にもこだわった1足。雲のように軽く、快適な走り心地が叶います。

SUPERBLAST
跳ね返るようなバウンス感をよりアップデート。エネルギッシュな反発感や弾むような感覚は、ランニングやトレーニングだけでなくアフターランまでモチベーションを高めます。

NOVABLAST 3
折り紙からインスピレーションを得たソールデザインが特徴。前作NOVABLAS 2よりさらに反発性・軽量性が向上。レースからアスリートのトレーニングまで、さまざまなシーンにおすすめです。

METASPEED SKY+
軽量性が特徴的で、カーボンプレートをより足に近い位置にフラットな形状で搭載した、ストライドタイプアスリート向けのレース用シューズ。反発性・フィット性をアップデートしたプラスモデル。

METASPEED EDGE+
軽量性が特徴的で、カーボンプレートを前足部で地面に近い位置にV字形状で搭載した、ピッチタイプアスリート向けのレース用シューズ。反発性・フィット性をアップデートしたプラスモデル。

カウンセリングの様子
カウンセリングしてもらいながらシューズを試し履き

今回のイベントでは、アシックスのランニングクラブコーチとして数々のメディアやイベントで活躍する池田美穂コーチが参加者の希望を聞きながら、ランニングイベント用のシューズ選びをサポート。参加者は試しに走ったり、飛び跳ねたりしながら、お気に入りの1足を着用し、セミナールームで高橋尚子さんの登場を待ちます。

トレーニングの疑問に答えていただくトークセッション

会場入りされるランナーの高橋尚子さん
会場入りされるランナーの高橋尚子さん

そしていよいよ高橋さんが登場!
これまで数えきれないほどのイベントに登場してきた高橋さんにとっても、今回のイベントは最少人数での開催だといいます。普通では考えられない至近距離で見るレジェンドの姿に、参加者の期待値は最高潮に。

高橋尚子さん
ランナーの高橋尚子さん

「ランニングイベントをきっかけに、参加者の方同士が仲良くなることもとても多いので、今回もそんなイベントになればいいなと思っています」という高橋さんの挨拶でトークセッションはスタート。まずは参加者一人一人が、ランニング歴や知りたいことなどを自己紹介。

トークセッションの様子
高橋さんとのトークセッションの様子

続いては、参加者の方が応募時に高橋さんに聞きたいこととして書いた質問に、高橋さんがひとつずつ答えます。
例えば、子供たちの陸上コーチも務める方は「子供たちが目標をもって楽しくトレーニングするには?」と質問。

高橋 「子供がランニングを好きになるか嫌いになるかが分かれる大切な時期なので、成績だけを求めないことです。その子のいいところを見つけて、まずは褒めてあげましょう。また他のスポーツも混ぜることで、普段とは違う筋肉が鍛えられて、良い効果があることもあります」
参加者 「確かに鬼ごっこをさせているんですが、タイムトライアルの後でも子供たちは夢中になって走っています」
高橋 「私も高校の時にしていましたよ。先生がいないとやる気が出ない選手がいた時に60分走鬼ごっこをやってました。追われる事でダッシュしたり、疲れて止まったらペナルティとして腕立て10回を入れて、楽しくトレーニングできる工夫をしていました。」
と高橋さんと参加者との会話が弾みます。

また、北海道から参加した方より「豪雪で走れない4ヵ月間をどう過ごしたらいいのか」というお悩みが寄せられていたため、今回は事前に室内での補強トレーニングレッスンの時間も設定。参加者と対話をしたり、お悩みに合わせてイベントスケジュールを組めるのも、少人数のイベントだからこそ。

トークセッションの締めくくりには「サブ3を達成するにはどうしたらいいのか」という質問を受けて、参加者の方々に効率的なトレーニングの組み立て方がレクチャーされました。

「サブ3など高いレベルを目指すにあたっては、”今日は気分がいいからいつもより速く走れた”とその日の気分に合わせて走ってばかりいると、なかなか伸びません。その練習にどういう意味があるのかをきちんと理解して、感情をコントロールして練習を積める人が速くなれるんです 」とのアドバイスに、参加者の方々も納得の表情。

ランニングイベントでフォームを整える

トークセッションが終わったところで屋外へと移動して、ここからは実際にロードを走りながらのランニングイベントが始まります。

準備運動の様子
ランニング前の準備運動

まずは準備体操から。
「準備体操が必要な理由はふたつあります。ひとつは怪我をしないため。ランニングでは1歩ごとに体重の3倍もの負荷がかかります。準備体操をすることで、体が目覚め、怪我をしにくくなります。ふたつ目は可動域を広げるため。体が硬いままだとフォームが小さくなり、歩幅も狭くなりがちです。パフォーマンスアップのためにも準備運動は行いましょう」と高橋さん。

伸ばすべきポイントを教える高橋さん
伸ばすべきポイントを入念に教えていただく

準備運動が終わったら、サイドステップや、体のひねりを入れた動的ストレッチをしながら、公園へと向かいます。公園に到着したところで、まずは高橋さんが理想的なフォームの作り方を伝授。

教わったフォームを思い浮かべながら、いよいよランニングがスタート。参加者は走りながら交代で前に出て、後ろから高橋さんのランニングフォームチェックを受けます。
「右腕の引きが弱いですね」「ふくらはぎで蹴るのではなく、大きな筋肉を使うといいですよ」「後でバランスの整え方、大きな筋肉を使う秘訣を伝授します」など、自分では気づかない走りの癖を高橋さんに指摘してもらうという貴重な時間になりました。

マンツーマンでコツを教えていただく室内トレーニング

ランニング後はASC TOKYO BAYに戻り、スタジオでの室内トレーニング。
現役時代は毎日2,000回行っていたという腹筋メソッドや、脚を真っ直ぐに運ぶためのトレーニング方法などをレクチャーしながら、参加者の間を回って、正しく行えているか高橋さんが細かくチェック。

室内トレーニングの様子
室内トレーニングの様子
室内トレーニングの様子

高橋さん自らが「もう少し腰を上げましょうね」と手を添え、「あと3回!」と鼓舞してくるだけに、参加者も限界まで自分を追い込みます。

たくさんの学びを得て、充実した1日に

そして時間が迫るなか、「あとこれだけは教えたい!」とギリギリまで粘る高橋さん。3時間半とは思えないほど濃密な時間を過ごし、最後は高橋さんからサイン色紙が贈られて、イベントは終了。

「あっという間の夢の時間でした。補強頑張ります」「もっと楽しく走れそうな気がします」と高橋さんが帰られた後も、参加者の方々の熱は冷めませんでした。

参加者の方々

<高橋尚子さんプロフィール>

中学から本格的に陸上競技を始め、県立岐阜商業高校、大阪学院大学を経て実業団へ。98年名古屋国際女子マラソンで初優勝、以来マラソン6連勝。2000年シドニー五輪金メダルを獲得し、同年国民栄誉賞受賞。2001年ベルリンでは女性として初めて2時間20分を切る世界記録(当時)を樹立する。08年10月現役引退を発表。

OneASICSとは

OneASICS

アシックスのカラダとココロを動かす会員サービスです。

OneASICSでは今後も、本イベントのようなスペシャルな会員限定イベントをご用意。その他にもオンラインストア・直営店舗で貯まる・使えるポイントプログラムや、会員限定セールや商品へのアクセスなど、豊富な特典をご提供。

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Photo:Tetsuya Fujimaki
Text:Junko Hayashida(MO'O)