香りと味のバランスを考えた オレンジとツナのサラダ

運動だけでなく食事を含めて体づくり。そんな運動のお供に取り入れてほしい一皿を、料理家が栄養バランスを考えてご提案するのが「運動ごはん」です。


第7回目は、福岡県を拠点に料理を通して美しいものを表現する、料理家の渡辺康啓さん。前編ではタンパク質の摂取をテーマに、全卵を使いより簡単に、そしてグアンチャーレを省いて脂質をカットしたカルボナーラ風パスタを披露しました。

渡辺康啓

後編は、見た目も鮮やかで香りと味のバランスを考えた「オレンジとツナのサラダ」をご紹介します。前編のパスタの付け合わせにもぴったりな一品です。

オレンジとツナのサラダ

実は週2,3回のペースでジムに通い10年近くになるという渡辺さん。普段食事で意識されているバランスについて伺ってみました。


「ジムではウエイトがメインで有酸素運動はほとんどないですが、ベンチプレス100kgを上げられるようになりました。食事は特にタンパク質を意識していますね。自分で料理ができるのは本当にいいですよ。ダイエットをしたいのであれば炭水化物を控えめにするなど、食事の方向性を自分で変えることができますから。外食しかしない、という方よりはきっとバランスよく食事することができるはずです」

おいしい、を第一に。甘い柑橘を使った香りよい一皿

<レシピ>

オレンジとツナのサラダ


【材料】 2人分

オレンジなどの薄皮ごと食べられる甘みがある柑橘 2個
ツナ 1缶
赤玉葱(入れすぎずに少量で) 少々
鷹の爪(みじん切りにする) 小さじ1/4
ドライオレガノ 少々
塩 少々
オリーブ油 小さじ1と1/2


【つくり方】

1. 柑橘の外皮をむき、一口大の乱切りにする。
2. ツナは油を切ってほぐす。赤玉葱は薄切りにする。
3. 鷹の爪は種を取り、細かく刻む。
4. ボウルに合わせ、オリーブ油をかけてあえる。
5. 塩で味を調え、器に盛る。
6. ドライオレガノを揉みながらかける。

運動ごはん vol.7 渡辺康啓 オレンジとツナのサラダ
運動ごはん vol.7 渡辺康啓 オレンジとツナのサラダ
運動ごはん vol.7 渡辺康啓 オレンジとツナのサラダ
運動ごはん vol.7 渡辺康啓 オレンジとツナのサラダ

食べ飽きないように、さまざまな香りと味をバランスよく混ぜるという渡辺さん。COMME des GARCONSにて働いていた経験を持つ独特の美意識が、このひと皿に表れているようにも感じます。


「普段はオレンジのみでつくっていますが、デコポンやみかんでも代用できますし、味の相性と栄養バランスを考えてツナを加えました。おいしい、があくまでも第一なので、必ず甘い柑橘を使ってください。ネギ系を入れると一気にサラダ感が強くなりますが、玉ねぎを抜きでつくると間の抜けた味になってしまうので注意してください。アクセントに鷹の爪を。ハーブはオレガノ以外にイタリアンパセリに変えてもOKです」

運動ごはん vol.7 渡辺康啓 オレンジとツナのサラダ

渡辺康啓

1980年生まれ。くいしんぼうの父とパティシエの母の間に生まれる。COMME des GARCONSにて働き、独特の美意識を学ぶ。2007年に料理家として独立。食材の味を生かした、シンプルで上品な料理に定評がある。2015年には福岡県に移住。スタジオをオープンし、デモンストレーションスタイルの料理教室を随時開催している。著作に『5分15分30分の料理』(マガジンハウス)、『果物料理』(平凡社)、『春夏秋冬 毎日のごちそう』(マガジンハウス)など。

渡辺康啓 ウェブサイト(http://www.igrekdoublev.com/
渡辺康啓Instagram(https://www.instagram.com/watanabeyas/



TEXT:Shota Kato PHOTO:Taishi Fujimori